【改善に必要なたった1つのスキル】観察力から見る3つの改善ポイント

業務改善

はじめに

今回『観察力』と言うものについて考察していきたいと思います。

実は、改善を実施する際にもっとも必要なスキル。

それは『観察力』だと思いますね。

では なぜ観察力が必要なのか?説明していきたいと思います。

この記事では
  • そもそも『観察力』とは?
  • なぜ『観察力』が必要なのか?
  • 『観察』のポイント

について見ていきたいと思います。

これを読めば『観察力』というものがどのようなもので、改善にどう活かせるのか?わかるのではないでしょうか♪

工作員
工作員

ちなみにこの記事は、10年以上工場勤務をして『現場改善・品質改善』に取り組み、最終的に管理職として組織をマネジメントしてきた経験をもとに書いております。

観察力とは

まず、「観察」とは

物事の状況や起こっていることを、客観的に注意深く見ること。

ですね。

じゃあ、「観察力」とは

「いわゆる物事の状況や起こっていることを、注意深く見る力」になりますね!

観察力をテストしてみたい方はネットなどにたくさんの診断テストなんかがあるからいろいろテストしてみると面白いかも(^_^)

あるいは書籍などもあるので興味のある方は参考にどうぞ~

余談ですが、今すごいAIが進化してきて、ある程度のプログラミング可能な事はAIで自動化されたりしていくんだろうし、これからの時代、こういった概念的というか非言語的な力が、特に重要なスキルになるんだろうなあ~、と最近感じますね。

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なぜ観察力が必要なのか

仕事をする上で必ず起こる、または行うのが「動く」「処理する」「使う」です!

改善活動は、これらの動きに対して実施することが中心になると思うので、それをしっかり観察することが重要になる訳ですね♪

よく観察して、疑問や違和感、問題点を見つけていくわけです。

3つの観察ポイント

では、改善を行う際にどのようなポイントに絞って「観察」をしていったら良いのでしょうか?

具体的には3つのポイントに絞れるのではないと思います。

では、それぞれ説明していきましょう!

人の移動

まずは人の移動です。

どの道がよいのか?迷路の画像

観るポイントは3つ>

  • 無駄な動きは無いか?
  • そのルートで良いのか?
  • 1つの移動でまとめて済ますことが出来ないのか?

ですね。

これは、以前取り上げた『通路について』とも関連する部分がありますね

どういう事か、かいつまんで説明していきましょう(笑)

要するに、仕事の手順であっち行ったりりこっち行ったりしてへんか?なんか取りに行ったり、運ぶのにもっと良いルートはないんか?とか、そもそも工程を移動していくのにもっと最適なルートは無いんか?っちゅう話ですね!

あるいは新たなルートを作ってしまう!てのも一つの手ですね♪

道がなければ作ってしまおう!

ウロウロしてる人いたら要チェックやで!(笑)

仕事のしかた

<これも3点のポイントがあります>

  • スムーズに作業できているか?
  • 手待ちになっていないか?
  • 余計なことをしていないか?

さて人の動きですが、これはその作業をしている人がどう動いているか?ってこと。

まず一番に着目する点は、『手待ち』ですね。手待ちとはつまり「次なにしよーかなー?」って感じでボーとしている状態の事です。

ぼーー( ゚ ρ ゚ )

次の動きがわかってないとか、前工程が遅れてて仕事が回ってこないとか、機械が処理しててそれを待っている状態なんかで、この『手待ち』状態が発生します。

どうしても手待ちになる時間が発生するのであれば、その間に出来ることは無いかを考えましょう!

いかに無駄な動きがなく、スムーズに動けているか?が重要ですね。

また、今やっているやり方が『当たり前』と想わないことですね。

「こうしか出来ん!」とか、「昔からこのやり方だし!」何て話もよくもあることですが、もっと『やり易いやり方はないか?』という視点でみてみましょう!

そして、もうひとつ仕事の仕方で重要なのが『いかに両手を使うか』ですね。

右手は動いているけど左手は遊んでいたりすることは普通に良くある事だと思います。

両手が上手く使えれば、仕事の効率は倍近くUPしますね!

わかりやすいのがパソコンのキーボードのタイピングですね。

キーボードを打つ様子の画像
両手でタイピング+ブラインドタッチはやっぱはえー!

片手だけと両手との作業効率の差がよくわかると思います!

そのためのトレーニングも良い成長の機会ですよ(^_^)/

道具の使い方

最後に道具あるいは工具の使い方ですね

<これも3つのポイントがあります>

  • しっかり機能しているか?不備はないか?
  • すぐに取り出せる、あるいは使える状態か?
  • もっと素早く処理できる方法は無いか?

ですね。

まず基本的に、よく使用する道具はいちいち取りに行かなければならない場所ではなく、サッと手の届く場所に置きましょうね!

そんなこと言われんでもわかるわっ!

ですよね~(*’▽’)

また、例えばある作業をするのに、具合の悪い機械や設備で仕事しても捗りませんよね?

割と「あんまり調子よくないけど、動くからまあいいや」みたいな感じで、ちゃんと動かないけど使ってるパターンも多いんじゃないかなぁ。

完全に壊れて使えなくなってから考える。みたいな!

それまで調子悪い道具で我慢しながら、はたまたイライラしながらやってるより、調子の良い道具で気分よくサクサク仕事出きる方がよっぽど効率も良いってもんです!

なに?治すお金がない?いやいやそれまでの非効率を労力や時間、加えて精神安全上のことを考えると不具合をさっさと直して効率よく仕事が出来るようにしましょう!

また、いかに素早く作業を処理するかも重要です。工具等を使用する機会があれば積極的に改善のチャンスと狙っていきましょう。

例えばドライバーを使っている作業をインパクトドライバーに変更するなどはとても効果的ですね♪

ドライバーの写真
インパクトドライバーの写真

これでやれば手も楽だし効率もケタ違いです。

工具などはできるだけ電動ツールを活用する意識をしましょう!

まとめ

以上が改善を実施するための着目ポイントでした!

そういった点を意識しながら、あるいは注意を払いながら観ていくと、何気なくやっていることの中にもたくさんの改善点が見えてくると思います♪

しかし、ただ見ていても意味がありません!

「今なぜそれをしているのか?」

「なぜ手が止まっているのか?」

「今のやり方がベストなのか?」

1つ1つの動作をじっくりとよく観て、その意味や背景を踏まえながら

「もっとこうはできないか

に繋げていくわけですね。

しかし、ただの思い付きでは効果的な改善は出来ないし、現場の実態を無視しちゃうと、現場はついてこなくなるから、そこも踏まえた観察が必要なわけです。

こうした方がいいから、こうしなさい!

て、指示があっても、実態を踏まえていないと

なんか言うてきたけど、そんな事してたらやりにくくてしゃーないわ!!

なんて思われて誰もいうこと聞いてくれませんよ!?

なので、実態も含めたしっかりとした観察が必要なわけですね

何が重要で、何が不要か? 観る力を鍛えてしっかりと現場の実態と問題点や改善点を観察していきましょう!

しっかり観察ができていたら

「ん?」「今のはなんだ?」「ちょっと待てよ?」

なんて疑問符が、頭をよぎる瞬間がありますから

その発想が頭に浮かぶための材料が、観察によって生まれてくるわけですね♪

それでは今回は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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