はじめに
前回は改善について、どういう観点からみると改善につなげやすいのか?について取り上げさせてもらいました、『今やっていること、起こっていること』それらをしっかりと観察することが改善につながる一歩になるといった話をさせてもらったと思います。
さて、今回は管理職必読、『残業の削減』について紹介していきたいと思います。
この記事では
・仕事が回らず、残業をしなければならないが、どうしたらうまく回るかわからない。
・会社から経費削減として残業を減らすように言われているがどうしたら良いかわからない。
・いつも帰りが遅く、少しでも早く帰れるようにしたい。
といった課題を抱える管理職の皆さんの、その悩みを少しでも解決できるような手法を、わかりやすく伝えていきたいと思います。
ちなみにこの記事は、10年以上工場勤務をして『現場改善・品質改善』に取り組み、最終的に管理職として組織をマネジメントしてきた経験をもとに書いております。
また残業か・・・
一向に終わらない仕事、次々発生する問題の対応、山積みになっていく書類。明日の段取りもまだだし・・・。
いつになったら片付くのか?
今日も残業だな、、、。
と、いつも一人遅くまで残って残業する管理職の皆さん、お疲れ様です(-_-;)
因みに毎年11月は『過労死等防止啓発月間』という取り組みの月だそうです。
詳しくは厚生労働省のホームページから→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20865.html
管理職は特に過労になりやすいですので、ほんと気を付けて下さいね、私も経験済みです(:_;)
これまで管理職として、残業をほぼゼロにまで削減してきました。
その経験から、ここではその手法について伝えていきたいと思います。
この記事を読めば、どうすれば残業を削減できるか?のアプローチの仕方・考え方がわかるかなと思います。
結論としては、『3つの方法』をすれば残業の削減は出来ると思います。
では、さっそくいきましょう!
プレイングマネージャーとは
最近は、管理職もただ管理するだけでなく、自らも作業者として業務をしながら管理をするという、いわゆる『プレイングマネージャー』とよばれるスタイルが増えてきましたね。
プレイングマネージャーって、なんか二刀流みたいでカッコいい!
いやいや、現実はそんなカッコいいもんじゃありません!(・・;)
要するにマネージャーとして組織の運営はせんなんは、プレイヤーとして作業者と同じく鬼のように作業をはこなさんなんはと、まぁ、あれもこれもで時間がいくらあってもたりません!
そんな、日々バタバタと忙しいなかでも、会社からのミッションは容赦なく降ってくるわけです(涙)
管理職側からすると、時間外の削減は会社から与えられた大きなミッションの1つになると思います。
ただでさえ時間がないのにどうするだ!?( ゚Д゚)
なんて思っている管理職の皆さんの悩みがここで少しでも解決できたらと思います(^_^)/
では、さっそくいきましょう!
時間外を削減するメリット
一般的には
企業にとって、残業の削減は、経費削減・利益向上に切っても切り離せない課題だと思います。
利益がでれば、
まぁ、普通に考えれば、
『利益が増えれば給料が増える!』
『あたらしい設備が買える!』
『ボーナスが増える!』
『そして、新しい人が雇える!』
と、一般的にこのようなメリットが考えられると思いますので、取り組む価値は大きいですね。
まぁ、そもそも利益がでない状態が続けば、経営や存続するこが厳しい状況になるんですけどね(・・;)
が、しかし!これだけではありません。
管理職にとってのメリット
ここからが管理職にとっての最大のメリット
残業が削減されるということは、、、
①皆が早く帰れる→自分も早く帰れる
②皆が早く終わる→自分の仕事を回せる
③余裕が生まれる→ミスが減る
ということは、
早く帰って家でゆっくり出来る!(*´▽`)v
これは純粋にうれしいと思いますね。なんせ管理職になれば、時間外手当なんて無いんだから残業してもいいこと無し( ;∀;)
組織としてのメリット
さらに、残業を削減すれば組織としてのメリットもあります
①皆が早く帰れて喜ばれる(とにかく残業して残業代が欲しい人は除外(笑))
②その部門が会社から評価される
③管理職に余裕が出来、作業者との関わりに力を入れられる
③なんかは、ちょっと?かも知れませんが、組織的には凄く大切なことだと思いますね。
チームマネジメントってやつかな♪
逆にめんどくせー!それなら作業してるほうが気楽でええわ。なんて思わないでね♪
これらが実現すれば、ほんと理想の状況ですね。
しかし、可能だと思います!
ではどうやって『残業の削減』にアプローチしていったら良いのか?
残業削減の為の3つの方法
それは、「皆で頑張って定時間で帰りましょう!」とアツく激を飛ばす(=゚ω゚)ノ
とか、
「終わってないけど、今日はこれで帰ろう」と、取り敢えず帰る(*’▽’)
何て話ではありませんよ(笑)
しっかりとした考え方や手法を用いて削減に取り組みます。
具体的に、
残業の削減には、私のやってきた経験でいうと、3つのアプローチの仕方があると思います。
1つは作業の能率
純粋に作業自体の速さをどうするか?ですね。
仕事の出来高に直結します。
1つは作業者のスキルアップ
これは、作業者の技量を上げる、あるいは出来るスキルを増やす、いわゆる「多能工化」ってやつですね。
これは、作業の処理できる範囲をいかに広げるかがポイントですね。
この仕事はこの人がいないとできん!とか、急な休みで生産が止まるな。どを回避するために必要ですね。
1つは仕事・作業の基準化・標準化
これについては少し間接的なようですが、本質的な事です。
正しい手順は何なのか?どこまですればよいのか?何をもとに判断すればよいのか?ですね。
曖昧な感じで作業していることによる、無駄や非効率を削減しようということです。
この3本の矢で
「三本の矢は」アベノミクスみたいな話になってますが(私が言いたいのは元ネタの戦国武将の毛利元就の逸話ですよ(^.^))
「一本じゃ弱いけど三本束ねたら」ってやつ。
この3つの観点から、それぞれ対策を打っていくことで、それらが互いにリンクして、相乗効果で残業の削減に効果を発揮することが出来ると言うことですね。
今回のまとめ
さて『残業の削減』について、そのメリットや必要性について(残業を削減することによるデメリットは考えにくいですが)取り上げさせてもらいました。
とりわけ3つの観点
- 能率
- スキル
- 基準化・標準化
について
次章から、この3つの方法の仕方について、3つの章に分けてそれぞれ具体的に解説していこうと思いますので、よろしくお願いします。(^_^)/
それでは今回はここまでで。
次回
へ続きます。
長年の工場勤務にて、管理職として散らかった現場と格闘して、現場改善や効率化、不良・時間外の削減に取り組んできた成果を、ここで発揮出来ればいいな~、と(‘ω’)
どんなことにも興味持ちすぎて、趣味にガンプラ・DIY・etc、色々しすぎて収拾がつかなくなってるかも?(笑)
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