最短でQC検定2級に合格するたった1つの方法

業務改善

はじめに

今回は品質管理検定、通称QC検定についてです!

先日、第32回目の合格発表があったところですね。あの日の緊張感は懐かしいですね♪ドキドキして発表を見たものです。合格された方、おめでとうございます!力及ばなかった方、しっかり振り返って対策を練り直して、また挑戦しましょう!

これまでは改善活動の実践的な話をしてきました(笑)

やっぱり知識がないと具体的にどう実践したらよいかがわかりません。そこで、その知識がどの程度あるのかを確かめるための検定試験がQC検定です。これが知識の土台の一つの秤になります。この知識を生かして、現場で改善を進めるわけですね♪

さて、早速ですが。

QC検定2級合格証

こいつを手に入れるまでにやってきたノウハウと奮闘記をたった1つの方法でお伝えしたいと思います!

会社の同僚にどうやったら受かったのか?と聞かれた事がありましたが、

「それはな、、、一万円くらいのパワーストーンを身に付け、最低3ヶ所以上のパワースポットにいき、最後に神社でお賽銭を五千円以上した上で両手をあわせ、、、」

「もうええっ!(笑)、聞いたのが間違いだった!」

と、冗談で終わってしまったのですが、ここでは終始真面目に解説させていただきたく思いますので安心してください(笑)

この記事では

・QC検定2級に何度か受験しているが、なかなか合格出来ない

・QC検定2級に合格するための勉強方法が色々あって、どの方法が一番良いのかわからない

・QC検定2級に合格する為にどれくらいの期間勉強したら良いのか

・試験対策にどんなものを準備したら良いのか

という、QC検定2級始めて受験する方、あるいは受験をしているが、なかなか合格出来ない、といった悩みを持った方の合格するにはどうしたら良いか?を解説していこうと思います(^_^)/

工作員
工作員

ちなみにこの記事は、10年以上工場勤務をして『現場改善・品質改善』に取り組み、最終的に管理職として組織をマネジメントしてきた経験をもとに書いています。

QC検定(品質管理検定)とは

QC検定とは、日本規格協会が主催する、いわゆる品質管理における知識や統計的手法をどこまで理解しているかを筆記試験にて行っている検定試験です。

今日、あらゆる業界で品質管理が厳しくなっています。そのなかで品質保証部あるいは品質管理部門といった、品質的な課題を解決すべく専門の部署やスタッフを設置して品質改善活動を進めていくことは、企業として取り組むべき大きな課題です

てなわけで、このQC検定が出てくるわけです!

この資格を持っていると、その専門的な知識やを有しているとして、就職にも有利になりますよ♪

とりわけ品質管理や品質保証といった募集にはこの資格は特に有利だと思います。

例えば、

「QC検定受かってますね~、品質関連の知識があるようですね。ぜひわが社でもその力を発揮してもらいたい!」

って、ならんか!?

言われた試しがないな(笑)

むしろ、品質関連の部署に配置になって、取りに行ってこい!の方が多いかもしれないですね。

QC検定の知識は品質を作り込むための品質担当に適任だと思います。

私も実際現場に入って不良削減に取り組んでいました!

さて、QC検定には全部で4 つの階級があります。

以下、日本規格協会からの説明文です

対象となる方々は、以下の通りです。

1級/準1級品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々

2級QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々

3級QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など

4級これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など

日本規格協会HPより

もっと詳しく知りたい方は、こちらの日本規格協会の公式HPを参考に→https://www.jsa.or.jp

この中で私は2級しか合格してないので、今回はタイトル通り、QC検定2級を合格するためにどうしたか?をお伝えしたいと思います!

因みに何故2級だけかというと、準1級/1級は専門的になりすぎて、現場レベルではそこまで必要ないと判断したため(しかも試験は一次二次があって、論文も書かんなんとか、どんなけだよ)。

で3級はその気になれば一夜漬けでも取れるようで(実際一緒に受験した人は一夜漬けで合格)。だったので、専門性もあり、難易度も高く、受かったらちょっと自慢できるかなー?(笑)と思って受験です。

因みに直近の2級の状況はこんな感じです。

ここ最近の合格率です、およそ20%台と検定試験にしてはかなりの難易度!私の受験した第20回なんかは26%でした。直近の31・32回目は40%台と合格率が高めですので、狙うなら今がチャンスかもしれませんね♪

よく聞くパターンは2級と3級を併願して、2級がダメでも3級で滑り止めといった話を聞きますが、私はあえて2級のみの一本勝負で挑みました!

受験勉強の方法

勉強方法はたった1つ!

それは、過去問をひたすらやる。それも過去5年分を徹底的にやることです。具体的には過去問を見たら、公式や計算のしかたがすぐに頭に浮かぶまで、とことんやり込む!

この一点につきます。私は試験日の2週間前から勉強を始めましたが、過去問しかしていないです。もし意味の分からない問題があったら解説観て、それでもわからなかったらググってを繰り返し、意味を理解し完全に自分のものになるまで、またひたすら過去問の繰り返しでしたね。

5年分やればある程度傾向は掴めます!別に100点をとる必要はないので、要は合格点が取ればよいわけです!

因みに使った過去問はこちら、買った参考書はこれだけです。


過去問が一つあれば十分です。解説付きなので、わからない問題も理解しながら進めれます。それでも理解できなかったら、さっきも言ったようキーワードでググったほうが早いと思います。

勉強に必要なアイテム

えーと、鉛筆と消しゴムと、下敷き、、、

すいません、魔が差しました(T_T)

勉強の際に絶対に用意しておきたいのは、それは電卓

『いやいや、家にあるし』

『100均で買ってきたよー♪』

ダメです!今すぐ捨てて下さい(笑)

電卓でも、ただの電卓じゃなくて『GT』の機能がある電卓を使用してください。

ご存知の方もいると思いますが、試験は電卓の持ち込みOKです(関数電卓は禁止)。なので、この電卓の差によって試験の結果が変わります!

マジですよ?

では、このGT(グランドトータル)機能がどういったものかというと、「計算結果をメモリーして集計する」機能です。

QC検定2級はとにかく計算が多いんです。もたもたしてたらあっという間に時間切れです。

特に 多い計算が二乗総和。つまり、aの二乗+bの二乗+cの二乗+・・・・=っていう計算がメチャメチャ多い。いちいちaの二乗してメモしてbの二乗してメモして合計が、、、、、何てしてたら時間がいくらあっても足りません!

不合格になる大きな要因の1つが『時間切れ』です!

しかし、この『GT』機能を使えば、さっきのようにいちいちメモしなくても

aの二乗=、bの二乗=、cの二乗=・・・と電卓をうち、最後に『GT』ボタンを押すと一気にその合計を返してくれます!

エクセルでいう『SUM』のようなものですね♪

この機能が使えれば時間的ロスと計算過程での打ち間違えのリスクがかなりの削減できます。

自宅で勉強中にしっかり使いこなせるようになっておきましょう!試験会場でこれを使っていない人を見たら『あ~、普通の電卓かぁ~、大変やなぁ~』って思いますよ(笑)

ちなみに私が使っていた電卓はこのタイプ。ボタンも押しやすくて画面も見やすくGTボタンが右上にあるのがよかったですね”=”ボタンから最短でGTボタンに行けます。使い勝手が良く、仕事でもずっと使っていました。

試験の結果は電卓で決まるくらい重要です!GT機能の付いたしっかりした物を使いましょう!


試験の対策

最後に、試験中の対策です。

これも、1つだけです!

それは、『分からない問題はすぐ飛ばす!

だけです。先ほども言いましたが、試験は時間との戦いです。モタモタしてたらあっという間に時間切れです。

なので、問題を見て「あ、わからん!?」と思ったその瞬間に飛ばしてください。迷いは不要です。

繰り返し言いますよ、わからないと思ったその瞬間に飛ばして下さい(笑)

とにかく、最後まで問題を解くことが重要です。100点を取らなくていいんです!合格点でいいんですから!!

最後まで行ったら、その時始めて飛ばした問題に取りかかりましょう。

分からない問題に悩み続けて、時間を失って、結局試験の半分までしか出来なかったなんて事もざらです。

後半に得意な分野からの出題があったらそれこそ目も当てられません!悔やんでも悔やみきれません。

まとめ

以上がQC検定2級を合格するために必要なことになります。それぞれ再度まとめておくと。

  1. 勉強方法は
  2. 必要なアイテムは
  3. 試験対策は

以下のたった1つのことを実践すれば、合格への道はグッと近づくと思いますよ、それは、

  1. 過去5年分の過去問を徹底的に頭に入れる。
  2. 電卓はGT機能があるものを使う。
  3. 試験は分からない問題はすぐに飛ばす。

以上となります。

余談ですが、試験中は開始10分くらいで匙を投げて帰る人や、問題をみてひたすら悩む人、そして激しい電卓の音。恐らく時間が余る事はまずないと思います、空気にのまれないよう冷静に落ち着いて望みましょう!

これから試験を受験される方、あるいは受験を考えている方の参考に、少しでもなればと思います♪




以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆さんの健闘お祈りして、おわり!

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